海外ワイファイ出国前のスマホ設定。たった1つで誰でも出来る方法

旅の知恵

両親の「カンボジア&ベトナム6日間の旅」

いよいよ出発です。

70代の両親がガイド付きのツアーにもかかわらず

「ワイファイをレンタルして現地でネットを使いたい」

なんてことを言いだし、「必要ないだろう」と思いつつ契約してあげることになったんです。

使い方も良く分かっていない両親に出発当日に設定方法と使い方を説明するために空港に同行。

その一部始終と詳しい設定方法をお伝えします。

「グローバルWiFi」カウンターで受け取り

福岡国際空港出発ロビー

集合の30分前に空港に到着。

30分もあれば受け取って設定して両親に説明まで出来るでしょう。

福岡空港の1階到着入口を入ってすぐにグローバルWiFiのカウンター発見。

メールで送られてきていたQRコードを見せるとスムーズに受け取ることが出来ました。

スタッフの方はとても親切で

「説明は必要ですか?」

「全く分からないのでお願いします!」という両親を押しのけ、「分かるのでいいです」と私。

「ん??」渡されたワイファイルーターは1つ。

今回の旅はカンボジアとベトナムの2か国。

「ルーターは1つですけどいいんですか?」

「今回の2か国は共通して同じものを使えるので1台で大丈夫です」

へぇ~~。そうなんだ、1台で大丈夫なんですね。

出発前にスマホの設定を済ませる

福岡国際空港出発ロビー

ここからスマホの設定です。

設定と言ってもWiFiを使えるようにするためのものでありません。

思わぬところでデータを大量に消費したり、携帯会社から高額請求が発生しない為の設定です。

説明書を見るとこれが結構めんどう。

大容量通信を行わない為の設定

スマホって実は知らないうちに影でデータを消費しているんです。

インストール済のアプリが「自動更新」になっている場合、更新があるたびに自動的に大容量通信を行ってしまいます。

このような事が起こると契約した容量はあっという間にオーバーし、大事な場面で使えなくなることに。

もう一つ注意したいのがデータローミング。

WiFi機能がついているスマホにはデータローミングという機能が付いています。

データローミングというのは、契約している携帯会社(ドコモやAUなど)の電波が届かないところに行ったとき、現地の携帯会社の電波をキャッチして通信できるようにする機能の事。

このデータローミングをオフにしていないと契約している携帯会社から高額請求される可能性があるのです。

そうならない為に以下の設定が必要になります。

  • データローミングをオフにする
  • iCloudをオフにする(iPhone iPadの場合)
  • Androidはクラウドストレージサービスの設定はオフに
  • アプリの自動更新をオフにする
  • モバイルデータ通信をオフにする
モバイルデータ通信をオフにすると、 国内の契約しているキャリア回線を使った電話 ・ インターネットが出来なくなるのでオフの設定は出発直前にした方が良いです。

【モバイル通信OFF設定(iPhone iPad)】

  1. ホーム画面「 設定 」
  2. 「 モバイル通信」
  3. 「モバイルデータ通信」 をオフにする

【モバイル通信OFF設定(Android)】

  1. ホーム画面「設定」
  2. 「モバイルネットワーク」
  3. 「モバイルデータ通信」をオフにする
    ※Androidは、機種やOSのバージョンによって設定手順が異なる場合があります。

国際電話をしない場合は「機内モード」が便利

国内より割高な通話料金が適用される国際電話。

国内と違い、着信でも通話料金がかかっちゃうんですよ。

電話を一切使用しないなら「機内モード」がお手軽です。

飛行機内などで使うための「機内モード」ですが、これを設定すると全ての電波接続をオフにしてくれます。

なんだ、早く教えて欲しかった!

でもこの設定をすると、WiFiもオフになっちゃうので機内モードのまま手動でWiFiの設定をオンにしましょう。
「海外WiFiレンタル」使い方を両親に教える

「機内モード」設定方法

※Androidは一部設定が異なる場合があります。

  1. 「設定」
  2. 「機内モード」をオンにする
  3. 「WiFi」が自動的にオフになる
  4. 「設定」
  5. 「WiFi」をオンにする

現地での接続方法

レンタルしたWiFiルータにSSIDとパスワードが表示されています。

ディスプレイに表示されるものと本体の裏にシールが貼られているものがあります。

SSIDはワイファイ名になります。

WiFi本体の電源を入れ、スマホのWi-Fi設定画面を開くとこのワイファイ名が表示されます。

これをタップするとパスワード入力画面に進みます。

そこでここに記載されているパスワードを入力。

これで接続完了です。

いたって簡単です。

両親も無事接続できたようです。

ハノイに到着した父からのメール

「今ハノイ空港ヨ」

片言な感じが危なっかしですが、安心しました。

WiFiの接続は、必ず契約した渡航先に到着してから行ってください。

間違って契約以外の国で電源を入れると、現地の通信会社のネットワークに接続してしまい、高額請求になる可能性があります。

日本に帰国後の設定

日本に帰国したら、出発前に設定したものを元に戻さなくてはいけません。

機内モードをオンにしただけなら、オフにすればいいだけです。

設定を元に戻さないと電話やインターネットに接続できなかったりするのですぐに行いましょう。

旅行を満喫しすぎて全てを忘れている可能性もあるので出発前に何を変えたかメモをとっておくと良さそうです。

【帰国後に確認する事】

  • モバイルデータ通信
  • データローミング
  • アプリの自動更新
  • その他クラウドサービス

まとめ

70代の両親は海外でワイファイを使いこなし、無事に帰国してきました。

そんな簡単操作のワイファイなので海外に行く際はレンタルして快適な旅を送りたいですね。

ガイドブック1つ持っていくだけの旅もいいですが、ネット環境があればトラブルが起きた時に心強いですよね。

今回の両親の旅も私が心配だったので「無事に到着した」のメールが届いたときはホッとしました。

高齢の両親だからこそ持たせて良かったのかもしれませんね。

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