福岡市中心部の西鉄大牟田線天神駅から4駅先の大橋駅で降りて10分ほど歩いたところに一風堂の塩原本舗があります。
一風堂は数多くある博多とんこつラーメンの中でも1,2を争う人気店。
今では全国はもとより世界にまで幅広く展開しているチェーン店です。
そんな一風堂の塩原本舗は創業当初からこの場所にあり、地元の人に親しまれています。
一風堂塩原本舗は大橋駅から徒歩10分
大橋駅の東口(バスターミナル側)を出てロータリーを越えると大きな通り(日赤通り)が見えます。
その大きな横断歩道を渡るとその向こうは塩原(しおばる)地区。
日赤通りを天神方面に10分ほど歩くと九州中央病院があり、一風堂塩原(しおばる)本舗はその裏手にあります。
大きな通り沿いではないので、たまたま見つけてフラッと立ち寄るような場所ではありません。
観光客が多い一風堂ですが、この塩原本舗は地元の人やサラリーマンが多い、知る人ぞ知る隠れ家的店舗なのです。
この日は平日の12時過ぎでしたが、お客さんは数名。
ランチを食べにきたサラリーマンと、ご近所に住んでいるであろうご夫婦。
土日はすごく込み合うので待たずに食べられる平日はおススメ。
店舗内はカウンター席とテーブル席が4つ。
そこまで広くは無いのですぐに満席になってしまいますが、メニューがラーメンなので回転も速いです。
トッピングの「もやしナムル」がおすすめ
2人用のテーブル席に案内されて、まず圧倒されるのがこの小鉢の量。
狭いテーブル席のど真ん中にデカデカと陣取っています。
写真左側の紅ショウガとからし高菜は博多豚骨ラーメンには欠かせないものなので、どの豚骨ラーメン店にも置いてあります。
写真右下はラッキョウです。
そして右上にあるのが一風堂オリジナルの「もやしナムル」。
このもやしナムルがめちゃめちゃ美味しいんです!
初めて食べた時はその味に感動して、家でも作れないものかと何度もチャレンジしてみました。
同じことを考える人もいたようで、ネットでは「一風堂のもやしナムルレシピ」を考案した人の記事かたくさん。
でもその絶妙な味付けを再現するのは難しく、お店に来たら毎回モリモリ食べちゃってます。
あまりの人気に一風堂は「ホットもやしソース」という商品名で販売開始。
もやしに混ぜるだけのお手軽ソースなので、気になる人は一度試してみて。
一風堂オンラインストアで購入できますよ。
一風堂の白丸と赤丸
もやしを熱く語ってしまいましたが、メニューはこちらです。
一風堂で食べるべきものは「白丸」か「赤丸」です。
ランチタイムはプラス100円で白ご飯と餃子が付いてくるのでかなりお得。
白丸が定番の豚骨ラーメン。
赤丸は色々とコクのある調味料がプラスされているので白丸よりかなり濃厚です。
麵の硬さを聞かれるので固麵か普通か軟麵かを伝えます。
一時期固麵が流行りましたが、私は普通の硬さで食べるのがベストだと思います。
でも豚骨ラーメンの麵は細く、すぐに伸びてしまうので、食べるのが遅い人は固麵を頼んでもいいかもしれません。
柔らかくなった麵だけは絶対におすすめしません。
こちらが白丸です。
豚骨ラーメンを楽しみたいならこの白丸。
一風堂の豚骨スープは他と比べるとかなり濃厚。
女性だと一人前でかなり満足します。
男性は当たり前のように替え玉をしますけどね。
味わい深く濃厚なスープが一風堂の最大の特徴。
チャーシューも肉厚で食べ応えがあります。
そしてこちらが赤丸です。
真ん中にのっかっているものは辛味噌。
辛みというよりスープにコクを出すための調味料って感じ。
ごま油やニンニクもガッツリ入っているので正直かなりヘビーです・・。
女性の私がそう感じるだけで、男性に人気なのは白丸よりこの赤丸なんですよね。
写真撮影でタラタラしてたら麵があっという間に伸びてきました。
この写真の状態は完全に伸びています。
硬さを「普通」で注文したのでやはり固麵にするべきですね・・。
それにしてもスープが濃い・・。
40代の私の胃袋に赤丸は重すぎました。
ある程度スープを味わったらトッピングをしていきます。
私にとって紅ショウガとからし高菜はラーメンに欠かせない存在。
これでもかっ!ってくらいガッツリ入れます。
今回はスープが濃いので控えめにしました。
赤味噌とトッピングで白いスープもこんな色に。
この赤丸は福岡で言う豚骨ラーメンとは別物だと思ってもらった方が良いです。
新しいジャンルのラーメン。
これはこれで美味しいです。
まとめ
観光客で常に行列が出来ている一風堂ですが、今回ご紹介した塩原本舗は地元の人が通う馴染みのある店舗。
塩原本舗のある福岡市南区エリアはガイドブックにはあまり登場しない場所ですが、最寄り駅である大橋駅周辺にはご当地グルメスポットがけっこうあるんです。
車で10分ほど走れば明太子工場もあるので、工場見学をした後に一風堂でランチするのもルート的におすすめ。
ガイドブックには載っていない福岡を知ることが出来ますよ。