海外旅行が決まれば準備しておきたいのが海外用のワイファイルーター。
今回は私の両親が夫婦で仲良く熟年旅行に行くという事で契約の手伝いをすることに。
行き先は「ベトナム&カンボジア」
我が家も海外に行くときはワイファイをレンタルするのですが、今回は2か国という事でいつもとちょっと違う。
2か国ってどういう事?
国ごとにレンタルしなきゃいけないの?
海外ってひとくくりで考えてた私は1か国も2か国も同じだと思ってた。
そんな私が恐る恐る契約し、無事にレンタルするまでの流れをご紹介します。
「グローバルワイファイ」2か国周遊申し込み
海外でワイファイを利用するという事は現地のキャリアで通信するという事。
だから国が違えば電波も違うんです。(当たり前?)
2か国に行くという事は2か国で契約しなくてはいけないのです。
なるほど。
それが分かったところでまずはどこのワイファイをレンタルするかを決めます。
今回は特に料金比較などはせず、ググってトップに出てきた「グローバルワイファイ」に決定。
3年連続利用者数ナンバーワンとの事なので間違いはないでしょう。
公式サイトを開くと画面上に「WiFiレンタルお申込み」が表示されています。
さっそく申し込みの手続き開始。
流れはこんな感じです。
1. 渡航日程を指定
2. 行き先の国(エリア)を選択
3. 受取、返却方法を選択
4. オプションを確認(つけるなら選ぶ)
プランを選ぶ
まず一番最初に出発日と帰国日を指定します。
選択すると渡航日数が表示されるので日数を確認。
次に渡航先とプランを選んでいきます。
ここで2か国の場合は「国追加」ボタンをクリックし、2つ目の国とプランを設定していくことになります。
最後に「端末レンタル台数」を指定するのですが、2か国だから思わず「2台」にしてしまいそうですが、1台で大丈夫です。
ほとんどの場合、1台で複数国使えるようです。
ズラッと国が表示されるのでスクロールしながら渡航先を探します。
国を見つけたらその横にプランが記載されています。
速度と容量別に分かれているので自分に合ったものを選びます。
まずは通信速度の違いから見ていきましょう。
3G(中速)プランと4G(高速)プランがあります。
料金を安く抑えたいなら3G(中速)プランですが、画像が多いサイトや動画などは表示されるのにかなりの時間がかかります。
日本にいる時は4Gを使っているので、それに慣れているならなおさら遅く感じるはず。
早く快適に使いたいならやはり4G(高速)プランがおススメです。
次はデータ容量について説明します。
データ容量には次の3つがあります。
• 通常プラン:1日あたり300MB
• 大容量プラン:1日あたり600MB
• 超大容量プラン:1日あたり1.1GB
これだけ見てもどれが自分に合った容量なのか分からないですよね。
使用例はこのような感じです。
通常プラン 300MB/日 | 大容量プラン 600MB/日 | 超大容量プラン 1.1GB/日 | |
WEB閲覧 | 約370ページ | 約750ページ | 約1,500ページ |
マップ検索 | 約40分 | 約1時間30分 | 約3時間 |
YouTube閲覧 | 約10分 | 約20分 | 約45分 |
音声通話(LINEなど) | 約4時間 | 約8時間 | 約17時間 |
※グローバルワイファイ公式サイトを参照しています。
ビジネスや長期滞在じゃない限り超大容量は必要なさそう。
ガイド付きの観光ツアーであれば通常プランの1日あたり300MBで十分のような気がします。
ここで注意したいのは複数名で接続するとそれだけ使用量が増えるという事。
利用人数も考慮してプラン選びをしましょう。
受取場所と補償パックを選ぶ
プランが決まれば次は受取場所と返却場所を指定します。
受取・返却方法には次の3つがあります。
1.【空港での受取・返却】
国内の18の空港、38ヶ所のカウンターで受取・返却が可能。
受渡手数料として500円(税抜)かかります。
2.【宅配便での受取・返却】
出発日の前日までに指定した住所に届きます。
宅配受取料金として500円(税抜)が申込時に加算。
返送は帰国した時刻から24時間以内に行います。(送料負担)
3.【現地での受取・返却】
現地受取はハワイ・韓国・台湾・ロサンゼルスの4か所の空港で可能。
受取時にパスポートなどの身分証明書を提示。
受取手数料として500円(税抜)がかかります。
これだけの方法がありますが、通常は空港で受け取る方法になると思います。
そして空港にある受け取りカウンターを選べば、スタッフの方が丁寧に説明をしてくれます。
初めての場合は安心できますよね。
最短10秒で受け取れるという「受け取りロッカー」もあるので何度も利用している人や時間が無い人はこちらが便利かも。
そして最後は補償パックの選択です。
旅行先ではWiFi機器を常に持ち歩くことになります。
破損や盗難などのトラブルが発生する可能性も当然増えますよね。
WiFi機器本体、SIM、モバイルバッテリーや付属品をすべて合わせると30,000円以上。
万が一破損や盗難などが起きた場合はその金額を負担しなくてはいけなくなります。
そう考えると出来れば入っておきたいもの。
「安心補償パックライト」は機器本体とモバイルバッテリーを保証してくれます。
こちらが1台に付き1日500円。
渡航日数が6日間の場合だと3,000円かかります。
ワイファイの料金から考えるとちょっと高いですよね。
でも30,000円以上の出費になる事を考えると恐ろしくて、結局付けちゃうことになります。
ここまで終われば基本的な申し込みは完了です。
オプションで周辺機器などのレンタルも出来るので必要なものがあれば申し込んでもいいですね。
申込み時に決済をして完了
申込み時に支払いを済ませます。
支払方法は下記の2つ。
• クレジットカード払い
• NP後払い(コンビニ・郵便局・銀行・LINE Pay支払い)
申込み内容を変更した場合などで料金が変更になる事を考えると、クレジットカードでの支払いがおススメのようです。
ここまでが申込の流れです。
この後は
• 機器の受取
• 現地での利用
• 機器の返却
以上になります。
複数国にお得な「周遊定額プラン」とは?
複数国に行く場合、料金はいったいどうなるのでしょう。
一番気になるところなので詳しく調べてみました。
グローバルワイファイには「WEB規定申込み期限」というものがあり、その期限内に申し込みをすると早割料金が適用されます。
【国内カウンターで受取る場合のWEB規定申込み期限】
◎⇒早割での申込み可能 ○⇒記載時間まで早割での申込み可能 ×⇒早割は適用外 | 成田空港 羽田空港 関西国際空港 | 中部国際空港・伊丹空港・仙台空港 福岡空港・鹿児島空港・那覇空港 | 新千歳空港 |
4日前 | ◎ | ◎ | ◎ |
3日前 | ◎ | ◎ | ○15時まで |
2日前 | ◎ | ○15時まで | × |
前日申込み | ○15時まで | × | × |
当日申込み | × | × | × |
※グローバルWiFi2019年12月の情報です。
計画的に立てた旅行であれば事前に申し込みが出来るので基本的に早割適用となりそう。
では早割が適用された国別のレンタル料金を見ていきたいと思います。
今回は2か国の申し込みになるのでこの料金が一番気になるところなんです。
データ通信量300MB/日の場合 | 早割適用の場合1日のレンタル料金 | |
カンボジア | 300円 | 1日300円は安いですね。 |
ベトナム | 770円 | ベトナムはちょっとお高め。 |
タイ | 970円 | こうみるとカンボジアは激安ですね。 |
カンボジア・ベトナム (2か国) | 1,070円 | 2か国の料金は300円+770円になります。 |
カンボジア・ベトナム・ タイ(3か国) | 1,480円 | 300円+770円+970円=2,040円ですが、なんと1,480円。 |
カンボジア・ベトナム・ タイ・シンガポール・マレーシア他最大16か国まで | 1,480円 | そうなんです。定額のアジア周遊プランが適用され、1,480円が最大料金。 何ヶ国利用してもこれ以上は高くなりません。 |
※グローバルWiFi2019年12月の情報です。
国ごとの料金が知りたいならこの「かんたん料金シミュレーター」で確認できます。
公式ホームページの「料金」のところにあります。
国とプランを選びます。
「料金を計算する」をクリックするとその国の料金が分かります。
複数国の合計金額が知りたければ「渡航先を追加する」をクリック。
すると追加のボックスが増えていくので次々に国を選択していきます。
料金を計算すると1日のレンタル料金が表示され、割引が適用されている事が分かります。
この周遊定額プランには以下の4つがあります。
• ヨーロッパ周遊プラン
• アジア周遊プラン
• アメリカ特別エリア
• 世界周遊プラン
データ通信量300MBの場合の1日の定額料金
【ヨーロッパ周遊プラン】 | ヨーロッパ52か国で定額1,480円 |
【アジア周遊プラン】 | アジア16か国で定額1,480円 |
【アメリカ特別エリア】 | アメリカ・ハワイ・アラスカの組み合わせで定額970円 |
【世界周遊プラン】 | 世界200か国以上の組み合わせで定額1,980円~2,980円 |
※グローバルWiFi2019年12月の情報です。
今回のカンボジアとベトナムは2か国で1,070円だったため、そのまま足した料金になりましたが、
定額の1,480円を超える場合がお得になってくるようです。
申込時にはお得なプランが優先的に適用されるので最終画面で支払いの前に確認してみてくださいね。
まとめ
今や海外旅行の必需品となったワイファイルーター。
複数国に渡航する場合は国別に申し込みが必要となるんですね。
そして気になるのが料金。
いったいいくらになるのか不安なところ。
今回調べた「グローバルワイファイ」には複数国周遊定額プランがあり、上限が決まってることが判明。
2か国で上限に達していない場合はそのまま足された料金になりますが、上限を超えた場合に定額料金が適用されお得になるしくみ。
その上限設定は決して高くない金額なのでうれしいサービスです。
もし世界一周とか行くことになったらそのお得感が一番わかるかもしれませんね。