娘の高校受験を1か月後に控え、初詣を兼ねて合格祈願に行ってきました。
合格祈願と言えば「太宰府天満宮」。
学問の神様である、菅原道真が祀られている神社です。
福岡を案内するならまずはココ、ってくらい超有名な観光スポットでもあります。
太宰府天満宮は学問の神様が祀られている
受験シーズンになると学生と保護者であふれかえるほど、学業祈願で有名な太宰府天満宮。
そんな受験生が厚い信頼を寄せる太宰府天満宮に祀られているのが学問の神様である菅原道真。
学問の才能がありながら無実の罪で左遷され、この太宰府の地で無念の生涯を閉じたとされる菅原道真。
無実が証明された後は神とあがめられるようになり、お墓の上にこの太宰府天満宮が建てられたのです。
今では「学問の神様」・「至誠の神様」として大切に祀られ、全国各地からたくさんの人が参拝に訪れています。
1月4日は人も少なく参拝日和
今回訪れた日は1月4日。
毎年太宰府天満宮へ初詣に行くのですが、いつも1月3日。
4日という事で、今まで味わったことが無いくらいの人の少なさ。
ここは修学旅行の学生や外国の観光客などで平日でも常に人であふれかえっているんです。
参道を過ぎて本殿への入り口に待ち構えるのが「御神牛」(ごしんぎゅう)。
この御神牛は菅原道真のお使いの牛とされていて、「頭を撫でると賢くなれる」との言い伝えがあるんです。
いつも人だかりができていて、みんな頭をなでています。
いつもはわざわざ並ばないのですが、今回は娘の合格祈願も兼ねているので、列に並んでしっかり頭を撫でてきましたよ。
心字池(しんじいけ)に架かる赤い太鼓橋(たいこばし)を一直線に進むと本殿が見えてきます。
お正月3が日はこの橋のあたりからすでに身動きが取れないほどの人、人、人!
1日違うだけでこ~んなに違うんですね・・。
本殿へ入る前に手水舎で手を清めます。
このお清め水が貯められている石ですが、宝満山の岩から切り出した1枚岩なんだそうです。
こんな大きな石をどうやって運んできたんでしょう。
いよいよ本殿で学業祈願
何度も言いますがお正月とは思えない人の少なさにびっくりです。
今回は並ばずに参拝出来そうです。
4日にして正解でした。
こちらが御本殿。
本殿の中では神職が祈願祭も行ってくれるのですが、今回は本殿の外から参拝します。
お賽銭を少し多めに入れて念入りに祈願しました。
右側にある御神木(ごしんぼく)は、「飛梅」(とびうめ)です。
この飛梅は菅原道真を慕い、都から一夜にして飛んできたと伝えられている梅なんです。
この飛梅は早咲きの白梅なので、毎年一番に開花します。
2月上旬ごろには満開を迎えているようです。
この他にも太宰府天満宮には約6,000本の白梅と紅梅が植えられています。
今は咲いていませんが3月上旬ごろには満開になり、すっごくきれいで見ごたえがありますよ。
その時期に合わせてお礼参りに行きたいですね。
参拝が終わると、境内の両側にある「おまもり」と書いてある授与所を見ていきます。
「絵馬」に願いを込めて奉納
「お札・お守り授与所」は御本殿の両側にズラッと並んでいます。
御本殿の左側に裏へ回る通路があるのですが、私たちはそのそばにある受付で絵馬をいただきました。
そして絵馬を受け取ったらその入口から本殿の裏側へ案内されます。
この本殿の裏に絵馬を奉納する場所があるんですね。
記入する場所が設けてあるので、そこで願い事を記入します。
絵馬は馬が描いてあるほうが「表」で願い事は裏面に書きます。
絵馬に書き込むペンですが、黒の油性のマジックペンが準備してありました。
水性のペンで書いてしまうと雨に濡れてにじんでしまうので持参するなら必ず油性にしましょう。
絵馬に書く願い事は基本的には1つですが、今回は遠方のいとこの願いも書いちゃいました。
学業祈願の絵馬がズラリと並んでいます。
太宰府天満宮では毎年3万枚の絵馬を準備するのだとか。
娘の絵馬も無事奉納。
無事に合格しますように。
本殿内では学業祈願も行ってくれます。
遠方に住んでいて来るのが難しい場合は、お守りを送付してもらう事も出来るんですよ。
申し込みをすれば祈願も行ってくれます。
【太宰府天満宮での学業祈願】
- 受付時間:8時45分頃~17時00分頃 (大晦日から正月三ヶ日は24時間)
- 受付場所:楼門内お札・お守り授与所
- 所要時間: 本殿に上がってから20~30分程度
問い合わせ先 〒818-0117 福岡県太宰府市宰府4丁目7番1号 太宰府天満宮 祭儀部
TEL : 092-922-8225 (9時~17時)
太宰府天満宮に来る際は、最寄りの駅は西鉄太宰府駅。
遠方から観光旅行で来る際は、宿泊先を天神周辺にしておけば西鉄天神駅から電車1本で来ることが出来ますよ。
心強い味方の「学業御守」と「鉛筆」
お守りは境内の左右にある「おまもり」と書いてある授与所で授かる事ができます。
こちらが学業のお守りと鉛筆です。
「東風吹かば 匂ひをこせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ」
学校でも習う有名な歌ですよね。
意味は、
「春風が吹いたら、香りをその風に託して大宰府まで送り届けてくれ、梅の花よ。
主人である私がいないからといって、春を忘れてはならないぞ。」
太宰府に左遷される時に菅原道真が詠んだ歌です。
試験の時に使う人も多いようですが、使用可能かは事前に確認してくださいね。
「お年玉幸運みくじ」で運試し
最後は「お年玉幸運みくじ」で運試し。
1回500円で賞品付きのおみくじが引けます。
なぜか私に大吉が!
賞品は「幸運大吉米」1.5キロ。
肝心の娘は残念ながら末吉。
受験当日、娘にこれを炊いてあげることにしました♡
帰りの参道で寄り道。
梅ヶ枝餅の老舗有名店「きくち」で梅ヶ枝餅10個を購入。
こちらは毎回行列が出来ているところなのですが、1月4日は空いていました。
ここの梅ヶ枝餅は中身のあんこがちょっと塩味強めで美味しいんですよ~~。
参道に梅ヶ枝餅のお店はたくさんありますが、それぞれ味に特徴があります。
食べ歩き用にバラ売りもされているので、参道をゆっくり散策しながら食べ比べるのも楽しいです。
私たちはいつも行きと帰りに1個ずつ買って食べ歩きしています。
スタバも参道に馴染むよう、「和」を意識したデザインになっていますよ。
福岡県/博多・キャナルシティ・海の中道・太宰府・二日市 のホテル・旅館
まとめ
受験までもう少し時間はありますが、ちょっと早めの神頼み。
4日は人が少なかったので初詣を兼ねてゆっくり合格祈願までできて良かったです。
お守りは肌身離さず持っておいた方が良いので、制服の胸のポケットへ。
鉛筆は使うかはわかりませんが、筆箱に入れています。
良い結果が出て、お礼参りに行けると良いけど。